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日経流通新聞 6/14号を読んで~農業を考える~
20090617064807
月曜日が新聞休刊日なので、日曜日発行。

先月から、この話題を日経流通新聞はどう取り上げるだろうか、
と待ち続けていた。
こんな形とは…やっぱりな…納得。


鶴岡の地産地消レストランアル・ケッチァーノ」、東京進出


4月の銀座店オープン以来、様々なメディアが取り上げ、
時の人となった感のある奥田政行氏。

鶴岡さアル・ケッチァーノが開店してから雑誌等で見る機会が度々あった。
秋田さAターンして帰ってから、ずーっと「鶴岡さ行って、食ってみでな~」
と思いつつ、少し悔しい思いもあって実現できず。

もうちょっと離れた県なら、冷静に分析できるけど、
隣の県、しかも大曲からそんたに遠くない鶴岡さ
そんたにスゴいレストランがあるなんて。


秋田さも腕の良い料理人は居るし、地産地消にこだわっている店もある
でも…ここまでのこだわりは?
そして、こだわるための緻密な計算力が彼にはあった。
店名同様、山形への徹底したこだわりが地元民はもちろん、
全国の人さもウケたんだべな。


山形の食材へのこだわりは、生産者への配慮でもあった。
その点にとても感銘した。


品川よりもはるかに高い賃料の銀座に開店した山形。
でもあらゆる方面で報道され、連日の大行列。
元は取ったべな。
…うらやましい!!


ちなみに我が秋田のアンテナショップ(品川)は
開店して1年、目標売上高には全く届かない状況。
赤字分はもちろん県民からの税金で穴埋め、だ。

 あきた美彩館 ダイニングはな小町


奥田氏の庄内地方の農家を元気にしたいという動機。
彼の計算力と行動力で、それは実現された。
やはり「人」なんだろうか…。


秋田で全国に誇れる、同様の施設は、「JAンビニANN・ANN」かな~
と考えていたら、ちょうど魁で紹介された。
まだ行ったことはないけど、
アル・ケッチァーノと共に、いつか絶対行きたい店だ。

今日の魁は「パルシステム」。
秋田さもこういう生協あればいいのにな~
と東京や千葉の友人達を、うらやましく思っている私。
小規模だけど、若い世帯に人気の生協なので、
よいところと提携したなぁと思っている。

秋田の食材さ徹底してこだわったレストランがあったら…
店名は「アル・ヴェッターヨ」だべかな。




同じ日の魁の一面、私が常に考えていることを
和光中の校長が端的に語っていました。
それをご紹介します。

「都会の人間は『賢い消費者』にならないといけない」。
「安い外国産だけを求めれば、国の農業は滅びる。
農村には田畑の保水力、懐かしい原風景や人と人とのぬくもりなど、
替え難い価値がある。
それを考えて商品を選ぶ『賢さ』が必要だ」


再興 あきた農業 第6部 食卓と産地をつなぐ

 
日本人が食料に「安さ」と「便利さ」を求めた結果、消費と生産の距離は大きく広がった。
しかし、食のグローバル化の弊害が顕著になり、食料自給率向上が国家的課題となる中、
一部の消費者たちは国内の生産現場を守ることの大切さに気付き始めた。
食卓と産地のつながりを、どうやって取り戻すのか。県内の動きを追う。



学習旅行の絆

生産現場の「価値」再考

 「米価下落に苦しむ農家が苦境を乗り越えようとしている。秋田の父さん、母さんたちの産直に協力してください。お願いします」

 東京・町田市の私立和光中(生徒448人)の両角憲二校長(61)が書いた案内文が同中だけでなく、和光学園の高校、小学校、幼稚園の保護者、同窓会員ら約1万人に次々と配られたのは昨年2月以降のことだ。

 和光中は、仙北市などの農家で農業体験を行う秋の「秋田学習旅行」(5泊6日)を1977年から続けている。コメの「買い支え」は、30年を超える交流がはぐくんだ絆(きずな)から生まれた。

 保護者らから注文

 米価低迷に苦しむ農家の切実な声を耳にした両角校長が、保護者や同窓生を巻き込んでコメを購入することを提案。農業体験の受け入れ農家25戸でつくる「和光&秋田げんきねっと」には昨年3月以降、保護者や同窓生から続々と注文が入っている。こだわりの有機栽培米であり、10キロで5950円(送料など込み)と安くはない。しかし、売り上げは着実に伸び、5月末までの販売量は計21トンに達した。

 贈答用などに購入した中学生の母親(45)=東京・調布市=は「農業体験で子どもが農業の大切さを学び、変わって帰ってくる。感謝の思いがあったので、協力したかった。子どもや私たちには、農家の喜ぶ顔も見える。『食べてうれしいコメ』はほかにない」と声を弾ませる。

 「都会の人間は『賢い消費者』にならないといけない」。両角校長は産直運動のもう一つの狙いを明かす。「安い外国産だけを求めれば、国の農業は滅びる。農村には田畑の保水力、懐かしい原風景や人と人とのぬくもりなど、替え難い価値がある。それを考えて商品を選ぶ『賢さ』が必要だ」と力を込める。

 体験を通じて成長
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昨年9月、農作業中、農家とともに写真に収まる生徒たち=和光中提供

 生徒たちは農業体験を通じ、土を守り命を育てる苦労に触れる。農家と一緒に笑い、時にはしかられ、一回り大きくなって帰っていく。「食べ物を残していた自分が許せない」「私に古里ができた」と思いをつづる生徒もいる。「生徒たちは将来、値札だけでなく、きっと秋田の風景を思い浮かべてコメを買ってくれる」と両角校長は話す。

 農家を支えるためのコメ購入運動は、保護者らに意識の変化をもたらした。高校生の母親(46)=神奈川県川崎市=は「値札頼りに安さを求めた購入を見直し、農家の顔が見える安全安心を追求するようになった」という。

 一方、仙北市の農家佐藤乃三さん(55)は「市場出荷では消費者の顔は見えない。購入者からの喜びの手紙に励まされている」と話し、生産者と消費者を「ありがとう」の言葉でつなぐネットワークを歓迎する。

 げんきねっと事務局を務めるたざわこ芸術村・わらび座の大和田しずえ営業企画室長(59)は今回の取り組みの意義をこう強調する。「後継者難や農村荒廃など農業問題は生産者だけの問題ではない。農業の恩恵を受ける消費者の問題でもあることを両角校長が提言してくれている」

 「農」を見つめる消費者の目が問われている。

和光中の秋田学習旅行
仙北市や大仙市の農家と、劇団わらび座が毎年2年生を受け入れている。今年9月で32回を数え、過去の受け入れ人数は5千人を超える。わらび座では舞踊なども学ぶ。産直システムは、販売代の一部が和光中、高校のエアコン買い替え費用に充当されるバザーとなっている。

2009.6.14付



JAの地産地消運動

「安全」と「伝統」届ける

 「野菜がおいしいので嫌いなものも食べられます。これからもおいしい野菜を作ってください」「作り方を教えてもらって、伝統食が身近な食べ物になったような気がしました」―。三種町鹿渡にあるJA秋田やまもと直営のコンビニエンスストア「JA(ジャ)ンビニANN(アン)・AN(アン)」の店内には、農家に向けた小中学生たちのお礼のメッセージが掲示されている。

 給食に地元の食材

 同JAは、合併で発足した1999年から地産地消運動を進めている。翌2000年に学校給食への地元農産物供給をスタート。01年に結成した地域の伝統食づくり名人集団「グランママシスターズ」は、地元の小中学生や若い母親たちに郷土料理の作り方を伝授している。

 地産地消運動は子どもたちの「給食の野菜がおいしくない」という声から始まった。三種町の学校給食食材提供グループ「菜ごみ会」の清水キヨ子会長(67)は「当時は給食に地元農産物が全く使われていなかった。各教育委員会に利用してもらうよう提案したが『予算の枠があるから無理』との返事。『給食を通じて地域農業の豊かさを子供たちに伝えることが必要』と主張し続け、苦労の末に実現した」と振り返る。

 作り手の意識変化

 給食で地元産農産物が使われるようになり、農家の意識に変化が表れた。身近な子どもたちが自分たちが作ったものを食べるようになり、食の安全に対する作り手としての関心はますます強くなった。

 輸入食品の現状を把握しようと、03年には女性部のメンバーたち約40人が横浜港の食品輸入の現場を視察。薬品漬けにされた農産物の姿を目の当たりにした。


 同行した同JAの金子政徳専務(66)は「野ざらしにされ、鍵も掛けられていない容器に白い粉にまみれたキノコがあった。容器には5~10年前の日付が刻印されている。ショックだった。これを見て参加者は自分たちが作る作物の価値を再認識。JAとしても、地産地消と食育の活動をさらに進めなければとの思いを強くした」と話す。

 以来、同JAでの地産地消活動は「安全・安心」が揺るぎないキーワードになる。JA職員による地産地消に関する講演では、「外観や表面的な味と香りに流されないでほしい。作り手の顔が見える農産物は確実」と訴えている。

 今、地産地消の発信基地として地域の人たちの支持を集めているのが、07年にオープンした「JAンビニANN・AN」だ。「食の安全」と「地域密着」をコンセプトに、地元から調達した材料で総菜や弁当、米粉パンを提供している。店名の由来は「JAの安心で安全なコンビニ」。

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地産地消の発信基地となっている「JAンビニANN・AN」の店内=三種町鹿渡

 JAンビニ初代運営委員長の鎌田妙子同JA理事(47)は「店舗でも地産地消にこだわるのは、子どもたちが地元食材を食べる機会を増やし、古里の味を記憶にとどめてもらいたいから」と語る。地産地消には、安心安全を願う農家たちの熱い思いが込められている。
JA秋田やまもとの地産地消運動
1999年のJA合併をきっかけに農家の女性たちが集まり学校給食への農産物供給を開始。2001年に地産地消の推進母体となる「食農実践会議」を組織化。小学生の農業体験を実施しているほか、地域の伝統食作り名人を集めた「グランママシスターズ」制度を立ち上げ、これまでに25人を任命した。農産物直売所の活動も盛ん。06年には全国地産地消推進フォーラムによる優良活動表彰で農林水産大臣賞を受賞した。

2009.6.16付



生協の体験交流

「行動する消費者」育成

 「泥が気持ちいい」「カエルがいた」―。5月末、横手市雄物川町東里の水田に子どもたちの歓声が響いた。泥に足を踏み入れて田植えをしたのは、首都圏の生協組織・パルシステム東京(新宿区)とパルシステム千葉(船橋市)の組合員約30人。親子が一緒に苗を植える姿も目立った。

 県南部のJAや市町村、生産者団体とパルシステムは1974年から交流を続け、2006年には「パルシステム・秋田南部圏食と農推進協議会」を設立。組合員が産地を訪れて農作業を体験するツアーは、協議会の活動の一環だ。

 食への意識変わる

 ツアーを通じて生産者との交流を楽しみ、リピーターになる消費者もいる。参加は3回目という世田谷区の会社員雨宮真理子さん(44)は「食べ物がどう作られているか、頭の中で知っていることと、実際やってみることとでは全く違う。ツアーの存在をもっと早く知っていれば良かった」と話す。参加してからは、家族の食に対する意識も変わった。「一緒に参加した娘も、『あの人が作った野菜だよ』というと食べようと思うみたい」

 参加者たちが田植えをする姿を見守っていた生産者の佐々木正博さん(56)=横手市平鹿町=は「農家にとっては仕事だけれど、消費者にとっては楽しみなのだろう。ここを『第二の故郷』と言ってくれる人もいる」と笑顔を見せた。

 本県のほか新潟県や山形県、千葉県などでも産地交流ツアーを行うパルシステム東京によると、人気が高いのは近場のツアーだが、東北地方など首都圏から遠い場所での交流の方がリピーターができやすい傾向がある。産地交流事業の意義については、「生産方法や生産者を知ることで、購入意欲を促したい。日本の農業や食料自給率に関心を持ち、『行動する消費者』をはぐくむ可能性のある活動」としている。
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産地交流ツアーで田植えを体験する首都圏の消費者たち=横手市雄物川町

 商品開発も一体で

 産地と一体となった商品開発も進めている。県南部の農産物をセットにして送る「まごころ便」には、パルシステム千葉の職員が計画段階から深くかかわり、地元JAとともに商品化した。これまで扱ったのは、湯沢市三関のセリが入ったきりたんぽセット、山菜など。地域特有の農産物には、下ごしらえや、調理の方法を示すなどの工夫も凝らす。

 こうした取り組みを、パルシステム千葉は「秋田県南部の農産物や文化を消費者に知ってもらう試み」という。第1便は、チラシを11万部配布したのに対し380件の注文があった。「多いか少ないかは評価が分かれるところだが、まずは1年間やってみないと」と担当者。

 セットにするためには、農産物の収穫時期を一緒にしなければならない。生産者には努力が求められるが、消費者が泥だらけになって苗を植えた水田を眺めながら佐々木さんは語った。「消費者の反響がすぐに返ってくるので楽しみ。新鮮な野菜や果物の本当の味を知ってほしい」
パルシステム・秋田南部圏食と農推進協議会
湯沢雄勝地域、横手平鹿地域のJAや生産団体、自治体と首都圏の生協が参加して発足。生産者と消費者との交流ツアーや共同での商品開発に取り組んでいる。現在のメンバーは湯沢市、横手市、東成瀬村、パルシステム東京や同千葉、JAこまち、JA秋田ふるさとなど計10団体。

2009.6.17付

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