明日は小屋さ上がって雪下ろします。
今季2回目。これで最後ならいいな…。
終わったら土屋館さ行って、納豆汁であったまろうっと。
進まぬ雪下ろし 被災地工事など影響
(道路を狭めている雪の壁を削りながら進むロータリー除雪車。住宅の屋根には、雪が分厚く積もっている(22日、大仙市大曲須和町で) 大雪に見舞われている県内陸南部では、住宅の雪下ろしの遅滞が深刻化している。大仙市では「2週間待ちは当たり前」(市内業者)といい、住民は「家がつぶれる」という不安を募らせている。人手不足が主な原因だが、背景には、東日本大震災の被災地の工事に人を割いていることや高齢世帯の増加による需要増などがあるという。
激しい雪が降り続いた3連休明けの今月14日、大仙市総合防災課に市民の問い合わせが殺到し、5台の電話が昼過ぎまでふさがった。受話器からは「どの業者も雪下ろしを受けてくれない」と悲痛な声が響いた。
同市は、毎年12月の広報に「雪下ろし請け負い協力業者一覧」を載せている。しかし、今冬は市内の建設会社など5社が業界団体を通じて「載せないで」と連絡してきた。事情を聞くと「仙台市など被災地の工事で、人手が足りない」と説明したという。
◆高齢化で依頼増 業界団体の担当者は「高齢化が大きい。職人の高齢化で屋根に上がれる人が減り、高齢世帯の増加で依頼も増える一方」と言う。
人手不足に拍車をかけているのが、今年の雪の降り方だ。早い時期から切れ目なく降り続いたため、道路の除雪を優先して、排雪や雪下ろしに人を回せない日が多かった。雪も堅く締まらず、体積ばかりあって雪捨て場への往復回数が余計にかかっている。
◆業者の“争奪戦”も そんな中、雪下ろし業者の地域間での奪い合いが始まっている。
大仙市総合防災課の進藤久課長は「1日の手間賃は、大仙より横手の方が1人当たり3000円以上高く、そちらに流れる業者もいると聞く」と指摘。大仙の業者不足を補うため、仙北市の業界団体に頼めないか、交渉に動き始めた。
一方、横手市には、秋田市や由利本荘市などから、業者が集まり始めている。もっとも、市危機管理室の川井縁室長は「2月も大雪になれば他自治体の業者の手も借りたいが、高い費用を吹っかける悪質な業者には注意していきたい」と警戒も怠らない。
横手市は、15日に市内の建設業者に対し、1週間程度、公共工事よりも雪下ろしを優先するよう要請したが、この期間をさらに約1週間延長した。また、隣の湯沢市も同様の要請を22日付で出しており、住民の落ち着かない日々は、まだしばらく続きそうだ。
(2014年1月24日 読売新聞秋田版)
横手市の積雪「四八」超す勢い 平年の3倍、除排雪追い付かず 県内は16日も断続的に雪が降り、県南部の各地は4年連続の大雪となっている。中でも13観測地点のうち積雪が最も多い横手市は降雪のペースが近年になく速く、1973(昭和48)年12月〜74(同49)年3月の「四八豪雪」をも上回る勢い。除排雪が追い付かず、市民生活に大きな影響が出ている。
横手市の積雪は今月9日ごろから一気に増え、14日に平年の3倍超の179センチを記録。16日は午後5時現在、166センチとなっている。市は16日に市職員らが一斉除排雪を始めたほか、市発注の公共工事を一時中止して雪下ろしを優先させるなど市民生活の安全確保に懸命だ。
大雪だった過去3年のうち積雪が最も多かったのは2011年2月1日の208センチで、さらに多いのは、1974年2月14日の259センチ。今冬の積雪はこれまでの推移を見る限り、この2年のペースを現時点で上回っているという。
(魁 2014/01/17 08:00 更新)